速度取り締まりも恐くない?
 

     KMK各種模型さんから、発売前の最新型アクティブ方式レーダージャマーが評価用として提供されました。早速使ってみましたので報告します。
     
レーダージャマーとは?
 
     簡単に説明すると、速度取締り機が発射する電波を何らかの方法で撹乱し、取締り機による測定を行えないようにしてしまうものです。ただし、国内で販売されているアクティブジャマーはレーダー探知器の試験用発信機として販売されています。詳細は『謎なアイテム部屋』を見てみてください。
     
     
XT-120SPの主な特徴
 
    ・X-Band 対応アクティブジャマー
    ・高出力 130mW
    ・取締り機に表示される速度を任意に設定可能 (4〜370km/h)
    ・12-24V対応
    ・電波出力、設定速度範囲、温度試験の測定結果つき

     速度取締り機の電波出力はメーカーにより差がありますが 20〜50mW 程度です。このジャマーの出力は 130mWと、取締り機が発射する電波出力の 2〜6倍であり、かなり強力な妨害能力を持っています。
    表示速度の設定範囲については、オーバースペックと言えるほど広大です。一般的な取締り機の測定範囲は 20〜199km/h ですので、この範囲を超える速度については取締り機でエラー表示となるでしょう。

     この表示速度設定機能って、他のジャマーにはないんですよね。
    過積載のトラックが 100km オーバーになっちゃうとか?(笑)
     
     

使ってみました
 
     さすがに個人でスピードガンを持ってる訳ではないので、レーダー探知器を使用して、どの程度の電波が出ているのか実際に確かめてみることにしました。使用したレーダー探知器は xappec氏所有のユピテル製太陽電池式コードレスレーダー探知器。本人によればディスカウント店で値段の安さにつられて購入との事。(^^; ステルス取締り対応型で、Hシステムの電波にもきちんと反応していました。

     ジャマーの電源はシガーソケットから取るようになっているので、実験はジャマーを車の中に持ち込んで行います。私の車はたまたま修理中だったので、xappec氏所有の '96 Peugeort 306 Style に出動願いました。早速シガープラグを差し込んでジャマーのスイッチをオン。.....しかし、探知器に反応なし。少々焦りつつも何度かスイッチをいぢっているうちに探知器がけたたましくステルス警報音を発しました。
    どうやらたまたまシガーソケットの接触が良くなかったようで、後日私の車で試した時は一度も接触不良は起きませんでした。306 オーナの方、ご注意を(笑)

     まずは、パルスモードOFFにて電源スイッチON。レーダー探知器がけたたましく通常警告音を発しました。次に、パルスモードONにしてみました。今度は探知器が即座にステルスモードの警報音を発します。どうやらジャミング電波は間違いなく放射されているようです。
    ただし出力が強力なので、これを街中で使用した場合は恐らく数km先までのすべてのレーダー探知器を鳴らしてしまうことになるでしょう。(笑)
    また、そのままでは電波法に抵触する恐れもありますので、屋外での使用に際しては注意が必要です。
     
     

    <レーダージャマー実装例>


     
     


 
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